円山医院(円山:225m)に行ってきました。久々の通院です。八十八か所コースから入り、動物園コースから下りてきました。さらに、少し余力があったので旭山記念公園まで足を延ばしました。
円山は自宅から歩いて行ける身近な山です。円山散歩を継続すると、その日その日の、体調の変化や異変に気付くことができます。鼻風邪くらいなら、歩くことで治まってしまうこともあります。なので、手軽な円山登山を、お医者さんへの通院になぞらえる人が、地元には少なからずいます。
冬の間は、往復ともに動物公園コースを使います。八十八か所コースは、急なアップダウンがあり楽しいのですが、下りはアイスバーンになっていることもあり、ちょっと危険を感じます。なので冬場は、このルートを避けることにしています。
雪がとけて山道が落ち着くと、八十八か所コースから入り、動物公園コースを下りてくるルートを選びます。ちょっとした縦走気分を味わえます。
子供たちのパワーをもらって、頂上へ
今朝は、遠足の園児たちが登山口に集結し、態勢を整えていました。冒険へを前に、ワクワク感で目を輝かせています。この子たちに後からあおられないよう、心を決して頂上を目指します。
冬の動物公園コースでは、越冬している小鳥のさえずりや、動物園の動物たちの声がたくさん聞こえてきました。その対話が楽しみでもありました。
しかし、八十八か所コースは市街地に近いからか、ほとんど聞こえてきません。今日、聞こえてくるのは、はるか後ろから届く園児たちの声だけです。これはこれで楽しくて、この歓声に後押しをされて、無心に前に進むことができました。
だいぶ引き離してピークに到着すると、そこでは、別の園児たちがお弁当を広げていました。無心におにぎりを頬張っていました。理屈抜きで山を楽しんでいる顔です。
山の神に、無事を報告する
久々の通院を、山の神に報告し、今までの無事に感謝しました。山の神はいつも優しく迎えてくれます。どこからともなく、キイロアゲハやってきて足元にとまりました。しばらくその鮮やかな姿をとどめていてくれました。歓迎してくれたようです。
晴天のおかげで、遠く眺望がひらけ、とっても清々しかったです。
動物公園コースを下り、山麓通りに合流したところで、足に少し余裕があったので、今度は、旭山記念公園に向かいました。
明るいうちの公園は久々で、先ほど訪れた円山を左手に眺めつつ、深く呼吸すると、自然と生気がみなぎってきます。旭山記念公園の桜は、とうにピークを過ぎていて、花見客もいません。のんびりした時間が、ゆっくり流れています。
子供たちに教わった、理屈をなしにただ「無心」で歩くこと。しばらく、このスタイルに挑戦したいと思います。
スタートラインに立つ勇気を持てた奇跡に感謝します。
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