SDGsバッジが届きました

オフィスだより

SDGsとCSRの混同

Sustainable Development Goals(略称エスディージーズ)とは、2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」のことです。この言葉、耳にしたことはありますが、はっきりと自分事として意識したとこはありませんでした。大企業が、CSRCorporation Social Responsibility :企業の社会的責任)活動の一環として取り組んでいるものと、漠然と考えていました。ブランドイメージアップや従業員の満足度アップを図ることで、最終的には利益の向上や優秀人材の確保につなげる、そんな企業活動のひとつと思っていました。とっても恥ずかしいことですが、SDGsとCSRを混同してたわけです。

SDGsと研修を受けてきました

社会保険労務士として所属する北海道社会保険労務士会札幌中支部主催の令和2年度札幌中支部労務管理研修会で、SDGsについての講演を会場受講してきました。講師は山鼻綜合法律事務所の菊池輝仙弁護士です。先生は、日本青年会議所公認のSDGsアンバサダーを務めていらっしゃいます。

講演では、SDGsついて詳しく説明いただき、社会保険労務士とSDGsとのかかわりについて大変興味深い示唆をいただきました。

SDGsについての説明は、ネットで検索していただくとして、自分の記憶に残ったキーワードを記します。

1.将来の世代のニーズを満たしつつ、現在の世代のニーズも満足させるような開発(目標)

2.国連で全会一致で採択された、2030年までに達成すべき国際社会共通の目標

3.17のゴール(達成目標)、169のターゲット(具体的な行動目標)、232のインジケーター(指 標)

4.誰一人取り残さない(包摂性)

です。

SDGsとCSRとの大きな違い

もうすでにお分かりだと思いますが、SDGsとCSRとの大きな違いは、国際社会の共通目標か一企業の取り組みかの違いだけではなく、「2030年達成」と期限が定められ、そして具体的な17の目標が掲げられ、項目ごとに達成の指標(基準)も定められているところにあります。

また、その17の目標に対しては、国や企業だけではなく、個人として取り組めることもたくさんあります。自分が、個人として今取り組めることは何か、社会保険労務士として今取り組めることは何かを、考えることができるのも、SDGsとCSRとの違いだと思いました。

今日からの取り組み

SDGsの前身は、MDGs(Millennium Development Goals)で、発展途上国向けの開発目標(~2015年)でしたが、一定の成果をあげたものの未達成の課題も残しました。そしてSDGsに移行される前後には、海洋汚染等の環境問題がクローズアップされてきたという背景があります。そのためSDGsには環境関わる開発目標が数多くあります。

環境問題に対してはマイバック、マイボトルを持ちプラスチック等の使用を減らす。リサイクルを意識した消費行動をとる等、すでに取り組んでいることもあります。しかし後付けで「こんなことをやっていました」みたいな、いわゆる、現状の追認ではイノベーションにはつながりません。そのこと揶揄する「SDGsウォッシュ」という言葉もあるそうです。

自身イノベーションにつなげるため、まずはSDGsについて家族と語り合い、友人や職場で話題にして、少しでもSDGsへの意識がひろがるよう啓蒙活動したいと思います。その中で具体的な目標を見つけ具体的な行動を起こしたいと考えています。2030年まで、すでに5年が経過し、残り10年を切っています。

今日から行動を起こすため、先ずはSDGsのピンバッジを胸につけ、「それ、何のバッジ?」という問いを引き起こしたいと思います。

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