札幌西年金事務所管内の地域型年金委員を対象とした「年金委員地区連絡会」に参加してきました。今回は「年収の壁・支援パッケージの概要について」「日本年金機構年次報告書2022について」が主なテーマでした。
法改正により、本年10月から51名以上の企業を対象に社会保険の適用拡大が行われます。一方、パート・アルバイトで働く方々の「年収の壁」に対する意識が、ますます高まってきています。政府は「年収の壁」を意識せずに働ける環境作りを後押しするため、「年収の壁・支援強化パッケージ」を整えました。
具体的には「106万の壁」の対応として、企業に対してはキャリアアップ助成金に「社会保険適用時処遇改善コース」を新設し、事業主が「社会保険適用促進手当」を支払った場合は本人負担分の険料相当額を上限として、社会保険料の算定対象としない仕組みを新設しました。「130万円の壁」の対応として、収入が一時的に上がったとしても事業主がその証明をすることで、引き続き被扶養者認定が可能となる「仕組み」を作りました。
資料の一読では全く理解できない制度ですが、本日は、具体的な数値を用いて、とても分かりやすく説明いただきました。「年収の壁」の対応について詳しく知りたい場合は遠慮なく相談ください。
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