ラン&ウォークで円山(225m)へ行ってきました。円山医院(225m)通院5回目、だいぶ山道に慣れ一息もつかずにピークへ行けるようになりました。
昨夕から札幌は、吹雪いて、短時間にたくさん雪が降りました。雪は、先ほどまで断続的に降り、かなりの積雪になりました。
円山のピークの様子が気になり、たそがれ時に家を出ました。
大雪になるメカニズム
先日、狩北部や空知地方が大雪になるメカニズムを、北海道放送(HBC)の番組で、実験を混じえたわかりやすい解説を目にしました。
それによると、ロシアの山の地形が大きく影響しているとのことでした。日本海沿岸部のシホテアリン山脈が、大陸の寒気をダムのようにせき止めているのですが、この山脈に一箇所だけ谷があり、この部分から日本海に寒気が流れ出てくるそうです。風向きが、谷の向きと同じ西北西になると、寒気の速度が一気に増して、噴き出すかたちで日本海を横切ってきます。
スピードアップした寒気は、日本海を通る暖流の対馬海流からはたくさんの水蒸気の供給を受け、分厚い雪雲を伴うようになります。この状態が、冬型の気圧配置の時に、日本海に見られる筋雲です。
雪雲を伴う寒気は、積丹半島の沿うように進みながら、石狩湾新港辺りから北海道に上陸して、岩見沢方面に進み大雪をもたらすとのことです。
昨晩は、風向きがやや南向きになったため、ロシアからの寒気が札幌方面に流れ込み、ブリザードや大雪をもたらしたのかも知れません。
そんなことを考えながら歩いていると、山から降りてくる男性とすれ違いました。
気づくと、最初の急登を通過した所で、ピークまではもう一息です。
こんな夕暮れに山に入っている人が他にもいるんですね。
札幌の夜景
ピークでは、スノーシューを装着した男性が一人、夜景を楽しんでいました。
いつものように、山の神に手を合わせ、これまでの無事を報告し、これからの平穏を誓います。
ピークで、札幌のキラキラ煌く夜景をしばし眺めました。今夜は満月ですが、残念ながら上空は厚い雲で覆われ、目にすることはできませんでした。
完全に日は落ちていますが、街明かりと雪明かりで、トレースはしっかり確認できます。念のためヘッ電(ヘッドライト)を持ってきまたしたが、全く必要ありません。
体幹がしっかりしてきたのか、バランスを崩したり、足を滑らすこともなくスンナリ降りてくることができました。
偶然や奇跡を取り逃がさない、準備は整いつつあります。
今夜も、スタートラインに立つ勇気を持てた奇跡に感謝します。
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