ラン&ウォーク38日目(6月9日)

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ラン&ウォークで円山(225m)へ行ってきました。中2日での円山通院(登山)です。

さきおとといの疲れが残っていたのか、終日眠気が抜けずダラダラしていました。「積極的休養」という言葉もありますし、ひょっとして動くことで体調が好転するのではと、頭の中で思いをめぐらしていました。夕方になってやっと体が動くようになりました。まだ体が重たかったのですが、ランニングウェアに着替えをすると「スイッチ」が入りました。

16時も過ぎると、強かった昼間の日差しもやわらぎ、ラン&ウォークには最適です。

50番付近の円窓

いつもとおり八十八か所コースから上りはじめ、ゆっくり頂上を目指します。途中すれ違う人もまばらで、カラスの声がよく通ります。

平日の夕方とあって人出は少なかったのですが、訪れている人の登山スタイルに「初見」が多かったです。

まずは、上りはじめにすれ違った、スーツ姿でキャリーを引いた紳士。頭にのせたハットも粋で、街中でも映えますが、円山ではすばらしく異彩を放っていました。出張ついでに足を延ばしたのでしょうか。

次は、ピークで出会ったアフリカ系の若者。座って札幌の街並みを眺めていました。その時には全く気付きませんでしたが、動物園コースを下り始めた際に、音もなく後ろからやってきて、スーっと追い抜いていきました。そのときの彼の姿は、赤のランパン、ランシャツ姿でとっても超軽装でした。露出する手足は、スラっと長く、そして鍛えられていました。当に異星人です。同じ星の人間とは思えないほど、こちらはズングリムックリです。スリムでしなやかで、さらに強靭さをも感じさせるその後ろ姿に惚れ惚れしました。

そして、3人目は、完璧にコーディネイトされた山マダム。高そうなカメラを手に、撮影を楽しんでいました。マダムのために早々とピークを明け渡したそのとき、「シャッター押しましょうか?」と声をかけられました。声をかけることはあっても、声をかけられたことが無かったので、ドギマギ。とっさの回答は「毎日のように、来ているので…」。言葉を発してから、「しまった!」と思いました。毎日の登山なら、もっとスリムでなければウソになります。「毎日なら、(足腰が)お強くなっていますね」と返され、「あまりヤセませんけど…」と言い訳するのが精一杯でした。

マダムからの声掛けには、恰好をつけず素直に「ありがとうございます。こちらこそ、シャッター押しましょうか?」と返せたらと、もっと大人の会話が続いたかもしれないと、動物園コースを下る間ズーっと考えていました。笑顔がとっても素敵なマダムでした。

88か所コースの50番台にある平たんな場所に円窓があいていました。先日の強風で、塞がっていた小枝が飛んだのかもしれません。中腹から、久々に札幌中心部を眺めることができました。ここで息を整え、そこから一気にピークを目指します。

ピ-クでは、いつもの通り、山の神に無事を報告し、次に訪れるまでの無事を誓います。そして、眺望を楽しんだ後は、夕暮れが近づいているので早々に動物園コースを下ります。

双子山二丁目から羊ヶ丘を望む

今日もスタートラインに立つ勇気を持てた奇跡に感謝します。

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